さっとん

銀の匙 Silver Spoonのさっとんのネタバレレビュー・内容・結末

銀の匙 Silver Spoon(2013年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

言いたいことを言ってるので気分を害してしまうかもしれません。あくまで個人的な意見なのでご了承ください。映画ファンの人はごめんなさい。





何をしたいのかよくわからない映画だった。原作に沿った映画にしたいならもっと忠実にしてほしい。かといってオリジナルストーリーってわけでもない。
原作みたいにはっちゃけたギャグバンバン入れればいいのに、ちょこちょこギャグはさむわりに全然面白くない。変に感動系にまとめようとしてたけど、中途半端だから全く映画に入り込めず、全く感動しなかった。せっかく原作が良作なのに、その良さが薄れてる気がする。

八軒と御影はそのキャラらしい演技を頑張ってたのでよかった。でも他の配役が微妙。しっくりくるのが駒場と富士先生くらい。あとタマコもOK(笑)吉野は全然イメージ違うし、中村獅童の中島先生は論外。この2人はせめてもう少し役に寄せる演技をしてほしかった。見た目だけじゃなくキャラが違いすぎる。まぁ役者じゃなくて脚本?演出?のせいかもしらんけど。
相川と西川が出てこないのもなっとくいかんし。
あと馬術部のメンツが最悪。もっと濃いメンツが揃ってるはずなのに、キャラが全然たってないし、演技がもう見てらんない。ベーコンの借りでみんなが手伝いに来るシーンの対比なのかもしれないけど、ばんえいに非協力的すぎるのもなんか違うし。

そして生きるための逃げは有りの名言を中島先生に言わせてどうする。せっかく校長役いるんだから校長に言わせないと意味ない。肝心の校長は銀の匙磨きすぎ(笑)
あと細かいこと言わせたらキリないけど、痛ソリペイントを栄ちゃんにやらせるとかも…西川がやらないなら、この演出もいらない。こういった代わりにやらせるような演出が多かった気がする。

原作ファンはもちろん、原作知らない人も楽しめないんじゃないかと思わせる映画でした。哀川翔とか竹内力とか吹越満とかいらんとこ(豪華にする必要がないところ)に金かけないで脚本演出頑張ってほしかった。若手のいい練習場所って感じでした。
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