KIYOKO

武器人間のKIYOKOのレビュー・感想・評価

武器人間(2013年製作の映画)
3.6
作り手のフェチが溢れてて個人的には好きな作品。
あくまでも「記録映像」という縛り(ご都合主義でリアリティはないけど)のおかげで話が破綻していてもさほど気にならずみれてしまった。
ラッシュアップしたらさらに面白くなりそうだけども、武器人間パートに予算やクオリティ全振りしたこの無骨な感じも愛せてしまえる愛しくなる映画だった。

武器人間たちが出てくるまで長く感じてしまったが、出てきてからは心地よくみれた。

何より武器人間のデザインがいい。
血の量も申し分ないし、スプラッターシーンでも逃げずにちゃんと見せてるのが気持ちいい。
造形や美術にエロティシズムを感じられるのも高ポイント。

ナチスの人体実験というモチーフが、仮面ライダーの改造手術フェチの自分としてはツボすぎてたまらん。

共産主義者とナチスの脳みそを繋ぎ合わせるとか、随所にアホっぽい部分があるのも可愛い。
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