ふっくー

武器人間のふっくーのレビュー・感想・評価

武器人間(2013年製作の映画)
3.0
1945年、ナチスの占拠地域に足を踏み入れたソ連の偵察部隊。彼らが発見したのは死者の体と武器を合体し、不死身の改造人間を製造している兵器工場だった。


公開当時「ムカデ人間の次は武器を繋げてみたい」的な宣伝がされていましたね。なるほど。これは造形を楽しむための映画なんだ!!笑笑。
全編POV撮影なのですが、時代背景が1945年ということで、8ミリ?16ミリフィルムのカメラ映像で、所々ノイズや、カタカタ音を立てながら撮影される独特な映像でしたね。

話の内容はもうあってないような薄さなので、武器人間の造形を楽しむ映画であることは間違いないんですけど、それならなぜPOV撮影にしたのだろうか!!!!せっかくの素晴らしいデザインが良いところで手ブレするので、あんまり見せてくれない!!!そして撮影者はあんなに近くに襲われてるのに、全く重傷を負わないとゆうタフさ。。

前半は戦争の映像で、武器人間を製造する工場に行くまでがとても退屈ですが、その工場に来てからはテンポが良くあまりのハチャメチャさとバカさ加減に笑えてくる。
脳みそを切り取って結合したりするので、グロ耐性ない人だと後半は見ていてキツイかも!
そもそも普通の人はこんな映画見ちゃいけません!!!笑笑

個人的なお気に入りは口がドリルの表紙にもなっているモスキート!最高の造形してるのに、あれ
竹馬乗ってるの?ってくらい足元不安定だし、足払いされたら二度と起き上がれないよ彼www
顔だけアイアンメイデンの奴も顔開いたら無防備なハゲがこんにちはするので、ヘッドショットされたらワンパンですやん笑笑。
顔がプロペラの奴も後ろはガラ空きやで!!
膝が曲がらなくて、足をピーンと前にやりながら追っかけてくるヒザ神武器人間が出てきたときは流石に笑いました。

深海に行くときに被るヘルメットみたいなのを被ってる奴が何人も出てくるけど、「海底2万マイル」とかゲームの「バイオショック」思い出した。
すごい造形で、みんな強そうなのに、割と後ろガラ空きだったり、素早い動きには対応出来なかったり欠点の多い点はマスコットキャラクターのようですね。
監督もこの武器人間ピープルをめっちゃ気に入って楽しく作ったんだろうなぁ。公式サイトには武器人間の図鑑が搭載されてたり、wikiには武器人間の情報や、特徴が事細かに書かれてたりと映画以外の場所でも楽しめる。

ムカデ人間シリーズよりかはキツくはないけど、こちらの作品ももちろん「人にはオススメできない(ある意味最高な)ラインナップ」に加えさせて頂きます。笑笑
ふっくー

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