ヒルコ

タイトロープ〜アウトサイダーという生き方〜のヒルコのレビュー・感想・評価

2.7
そんなに格闘技を見るわけじゃない私だけど、最初に前田日明がアウトサイダーやるって知った時は、なんかそのコンセプトがあんまり好きになれないなと思った。飽和状態であろう格闘技界に、さらに生まれるのがこの、素人が上がってくるリングってどうなんだろう?と。
でもまあ、これを見てみて、なるほどなと思うところもあり。なるほど前田はヤンキーの喧嘩に「ルール」と「機会」を与えたのね。かつ、それを使うことで、少年たちを悪的なものから遠ざけようとしたのね。結果的にとは言え。
話としては選手各々のインタビューと現在の状況が散乱してる状態とも言えるので、まとまった映画という感じはしないです。有象無象です。散漫な印象です。が、その荒さがこのアウトサイダーの側面とも言えるのかも知んない。
個人的には、悪い映画ではなかったですよ。確かにダラダラっとはしてますが。良いタイトルだしね。

ちなみに、そう言う無名な元不良子供たちに主にスポットを当ててるからなのか、私でも知ってる高垣勇二は出てなかった。有名だからかな。
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