Rei

シネマ歌舞伎 ヤマトタケルのReiのレビュー・感想・評価

4.5
初スーパー歌舞伎
ゴージャスですねー!!
若干の偏見があったのですが、吹き飛びました!

ストーリーは、ひたむきで純粋な、悲劇の王子のお話。
なんといっても見所は豪華絢爛な衣装と舞台演出、歌舞伎役者の身体能力の高さ、伝統芸の素晴らしさ。

さすがケレンの一門、カラクリたっぷり、そして猿之介さんお得意の早着替えもありで見所満載、飽きさせない舞台でした。
歌舞伎を見たことない方でも十分楽しめると思います。

決め所では興奮して何度も拍手しそうになってしまいした。
大向こうさんとかの声も後ろのスピーカーからもっとボリューム上げて聞こえてきたら臨場感あったなーと思ってしまいます。

歌舞伎を映像で観ることの利点は役者の表情や動きにフォーカスするので、衣装の素晴らしさがマジマジと観察出来ます。
逆に難点は、寄りすぎて素晴らしい舞台演出や殺陣の場面等、舞台全体を引きで観たいシーンを見逃すこと。
ここは本当にカメラ編集に不満が残るところでした。
以前ゲキシネで劇団新感線の作品を鑑賞したときには感じなかった事なので、歌舞伎独特なのかも。
映像がない時代のものなので、遠くからでもクローズアップの技術があるのです。
そんなに役者の表情を常に追いかけなくても。。。
作品そのものは完璧なので、そこだけマイナス0,5
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