芦塚あきひろ

マイティ・ソー ダーク・ワールドの芦塚あきひろのレビュー・感想・評価

4.2
ステラン・スカルガルドが全裸でストーン・ヘンジを疾走する姿に一番笑った。あらゆるスペクタクルシーンに匹敵するインパクトがあった。蛮勇は時に奇跡を起こすのかもしれない。

クリス・ヘムズワースの更にビルドアップされた肉体は見事。どうやったらあんな筋肉がつくのか。

とはいえ、男の裸が素晴らしい映画。それだけ!というわけではない。

僕が前作にあったらいいなと思っていた、冒頭付近での戦闘シーンが少しあった。
重力異常の現場でのカット・デニングスを中心としたギャグは笑ったし、アクションも前作より派手で面白い。

兄弟や家族の葛藤は、まあそんなもんか、という着地。別に文句はない。
敵の設定は、闇の世界の支配者という設定のわりに、言葉で会話してるし、目が見えてるようだし、なんだか掴みづらかった。最後の戦いの別世界へ行ったり来たりする理屈がよく分からない。そこでジェーンたちの装置がなぜ有効なのかも分からなかったが、それは僕がぼーっと見てたからかもしれない。

特に前半の面白さで、総合して前作を超えてると思う。
芦塚あきひろ

芦塚あきひろ