にじのすけ

サプライズのにじのすけのレビュー・感想・評価

サプライズ(2011年製作の映画)
2.8
何の前情報も持たず(ただしホラーであることは承知して)、本日(13年11月16日)、劇場で鑑賞。序盤20分あたり、ある人物が虐殺されるシーンで、隣席の男性が大爆笑したのでびっくりしました。気がおかしいのか、こいつ?と思ったのです。で、途中でまた、隣席の男性に加え他の観客からも笑い声が。えっ、そういう映画だったの、そうかあ。と思い見始めたのですが、全然入り込めない。見終わった後、久しぶりに「ハズされたorz」という脱力感を覚えました。
例えば「悪魔のいけにえ」や「死霊のはらわた」のように、その突き抜けた狂気や恐怖の描写がある種の笑いに転化し得る、ということはあります。そのせいかそれぞれの監督であるトビー・フーパーやサム・ライミは、ホラーコメディーでも秀作をものにしてます。でもそのためには彼らのような飛び抜けた才能がないとダメなんでしょうね。ホラーでコメディーやるなら、ピーター・ジャクソン(彼もその後、「ロードオブザリング」でその才能を世界中に認められましたね)の「ブレイン・デッド」くらい徹底しないと、成立しないみたいです。今日、それを痛感しました。
でもまあ、ホラー全盛期の80年代も腐るほどクズホラーに遭遇したし、たまにはいいか。
ただ笑いのツボって人によって違うので、私は全くウケませんでしたが、劇場の2割くらいの人は大爆笑してたので、多分、ハマれる方はハマれるんじゃないかと思います。
にじのすけ

にじのすけ