両親の結婚35周年を祝う為に別荘に集まった家族が、羊、虎、狐のマスクを被った集団に襲われるホラー。
まーとにかくワーギャワーギャーうるさい家族だこと。
そりゃいきなりボウガンの矢が飛んできて人が死んだらパニックになるでしょうが、その前に食卓での家族の仲の悪さを見せつけられてるので、幸せな家族が突如恐怖に襲われる痛ましさみたいなモンは全く感じないです。
馬鹿な行動もするし、好きになれないキャラクターばかりで、人が死んでも何の感情も湧かなかったです。
扉の先にトラップを仕掛けたりと、犯人グループは結構用意周到で、頭の回る連中なのかと思いきや、かなりのアホ集団でした。
主人公の女性は良かったです。とにかく強い!。犯人側にとっての“サプライズ”です。
でも被害を受ける側に好きなキャラが居ないし、犯人も馬鹿だから、そんな連中を懲らしめた所で強いカタルシスを得られません。
一人くらい殺されて欲しくないキャラが居て、その人を殺した犯人をコテンパンにする展開が無いと面白くないです。
この映画もつまらない訳じゃないけど、そこがかなり大きなマイナス点です。