ぱりぱり

her/世界でひとつの彼女のぱりぱりのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
3.0
面白いような面白くないような映画だった。AIとの恋愛を美化しすぎるのではなく、AIとの恋愛が自己満足で完結できてしまうことや、一方でAIにも他者性がきちんと認められているがゆえに、自己満足で完結して終わることはできない、など厳しさもあってよかった
AIとの恋愛を勧めているわけでも、現代の人間同士恋愛を崇めているわけでもなさそう。通底するテーマとして、本物ではない代替物で人は幸せになれるのかっていう問題があった。セオドアの手紙代行サービスもそうだし。でも、その心を動かすような手紙が本人によって書かれたものではなかったとしても、セオドアみたいに相手の気持ちやお互いの関係を想像して、それに即して書くのであれば、そしてその手紙を受け取った人が喜びを感じるならば、それを偽者だ!といって責めることもできないよな〜と思う


Love is socially acceptable insanity.

Past is just a story that tell ourselves

“I don’t care who I disappoint. … now my parents are upset because my marriage is falling apart. They are putting it on me.”“We always gonna disappoint somebody.” “Exactly. So f*ck it”