シイ

her/世界でひとつの彼女のシイのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
4.5
あああ良かったなあ……………
まず吹き替え林原めぐみさんなのがやばい
吹き替えで見てよかった…
恋愛とかそんな好きなジャンルじゃないはずなんだが、なんでこんなにいいと思うのか…まあ、最終的には恋愛じゃないし
音楽と動きの少ない綺麗な画面で見せてくる感じが好きなのかな。風の音とか息遣いとか。ちゃんとこう、映画の中の世界に浸る余裕があるというか。自分がそこにいる感じがする。
空気感たっぷりの画面が好きなのは間違いないねえ

osが知的好奇心から自分だけどんどん成長しちゃって、片方を置いていって不安にさせてしまう。
一度にたくさんの人と話せるし、パートナーが何人もいるって言うのも理論的には納得出来るけど、人間には物理的に不可能な事だから価値観の根本的な相違が起こっちゃうのも納得できた。とんでもないスピードで成長して自分たちの本当の居場所を見つけるっていう展開もすごく良かった。人間と人工知能の1対1の恋愛の話かと思ってたから。


曲がいい!!冒頭の部分の物悲しい曲と劇中の歌うところがとくにすき
一線越えた描写は若干抵抗があるけど後半は慣れた。

他人のことを考えて、心を悩ますのって辛いよね。自分が恋愛してないのもそこへの恐怖心がずっとあって踏み込めないんだろうなと思った。

今までの刺さった映画の法則だと、自分の経験と近いものがよく刺さるんだけど今回は例外なのかなあ。わからんな
シイ

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