EnoTaka

her/世界でひとつの彼女のEnoTakaのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
4.3
これは想像以上に良かった。世界観が素晴らしい。近未来なんだけど、現実社会からかけ離れ過ぎてるわけでもないっていう感じがすごく好き。まあそれだけ世の中のテクノロジーの進歩も早いってことだね。見る前はあまりあらすじも知らなくてそんなに期待してなかったから、最初に世界観が分かってきたところでこの作品はかなりいいぞってなって衝撃を受けた。SFとラブストーリーの組み合わせは他に全然ないわけじゃないはずだけど、なんかこういった形でラブストーリーが描かれているのはすごく新鮮に感じた。作品を通して新しい価値観とか倫理観に触れた感覚がある。でも社会への問題提起とかそういう意味合いが強いというよりは、新しい形のラブストーリーっていう感じで純粋に楽しめた。あとは主演がホアキンフェニックスなのが驚き。演技上手で本当に役の幅が広い。とにかくいい作品だった。
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