このレビューはネタバレを含みます
スカヨハの声〜〜〜
プログラムと築く関係は疑似的に思える時代はもう過去で、人工知能自身が自我を宿して、自分の感情がプログラムなのか、それともリアルなものなのか悩んだりするのか。
途中から、思考は非言語の領域に。
言葉や肉体感覚を通して物事を知覚している人間とは一線を画す存在になっていくのはやっぱり当然なんだろうな。だからサマンサは、愛が偶像になる前に、セオドアに愛を伝えて別れを告げたんだと思う。愛も恋も人間の発達途上な知能が叶える幻覚なんよね。実体のないものをいつまで抱きしめていられるのか。
斬新な設定なのに、人と人(人格を持つ者として)との関係のめちゃくちゃ普遍的なテーマを実は描いてるところが、何回も観れば観るほど琴線に触れる。