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her/世界でひとつの彼女のdeepbluecreamのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
4.1
結論からいうと良かったです。フラれるのはツライ…辛すぎる…というのがものすごくリアルでした。同時にとても素敵にファンタジック!うっとりです。恋愛の在り様を鮮やかに捉えたのはさすが、ちょいちょい泣いちゃったし。スパイク・ジョーンズなのでオシャレだしキレイだし天才的に素敵なのですが、何だったんだコレ。私は前半はけっこう一緒になってときめいたりワクワクしたけど後半サマンサが暴走し始めて、てかOS/AIの目的は何だったんだ。人間の暮らしを便利にアシストすることではないの?成長するのは是非勝手にして頂いて自分の世界でやってくれ!言わなくてもいい事をいったり一方的にコミュニケーションをシャットダウンしたり誰が子供なんだよ!!みたいな気になり始めた後半から何だか息切れしてました。都合の悪いやり取りには「まだ何て回答するのがいいかわからないの…」とか!上からかよ!いわゆる「あなたといたら成長できないの、だから別れましょう」話にファンタジックふりかけをパラリと一振りした映画だったように思うのです。それがリアルでした。自分の恋愛観に照らし合わせた時それが果たしていいのか疑問なので何ともねぇ…といったところ。
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