湯林檎

her/世界でひとつの彼女の湯林檎のネタバレレビュー・内容・結末

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

特殊な世界観のSF要素の強い恋愛映画、だけど主人公の失恋後(離婚後)の気持ちは共感できる部分があったし、人との向き合い方や未来に起こりうる恋愛の形について色々と考えさせられる作品だった。

とても知的でセクシーだけど心は純粋なOSサマンサの魅力とサマンサの奏でる美しい音楽全てが最高だった。

印象に残ったシーンは2人の擬似S◯Xシーン。セオドア役のホアキン ・フェニックスとサマンサ役のスカーレット・ヨハンソンの2人の演技に酔いしれた。特にスカーレットの色気がたまらない!笑
余計なお世話だけど映画後半のアップデートをしたサマンサは他の600人近くの恋人とも同様にS◯Xしたのかな笑
 
ラストはとっても切なくてしばらく放心状態になってしまった…
でも恋愛というのは別れは切ないけれど愛を知って成長したらそれはとても素敵なことだと感じられる結末で良かった。
サマンサが成長(アップグレード?)出来たのはセオドアとの恋のおかげだしセオドアが映画の最後で自信を持って元妻に感謝の言葉を贈ることができるようになったのもサマンサとの恋のおかげ。セリフでもあるように"愛は四角い箱じゃない、愛すれば愛するほど膨らむもの"(違ったらごめん)という言葉がすごく印象に残った。

そしてエイミー・アダムス演じる本人と同じ名前の少しだけ交際していた大学時代からの友人がとにかく優しい人で和んだ。セオドアはエイミーとその後は幸せになったのかな…なってほしい
湯林檎

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