ナツミオ

her/世界でひとつの彼女のナツミオのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
4.0
WOWOW録画鑑賞
近未来の新しい形のラブストーリーの名作‼️

アカデミー賞5部門ノミネート
脚本賞受賞

2013年米作品
監督・脚本 スパイク・ジョーンズ
出演 ホアキン・フェニックス スカーレット・ヨハンソン(声のみ) ルーニー・マーラ エイミー・アダムス クリス・ブラット

近未来のアメリカ ロス・アンゼルス。
手紙の代筆会社で執筆するセオドア・トゥオンブリー(フェニックス)は愛する妻キャサリン(マーラ)と別居中で喪失感から人工知能型コンピューターのOSサマンサ(ヨハンソン)を手に入れる。
実物の人間よりも人間らしいサマンサとの会話から次第に明るさを取り戻し惹かれていくセオドア。
そんな彼との会話からサマンサも次第にセオドアに恋するようになり2人は恋人となっていく。
しかし日々進化するサマンサは、ある日セオドアに衝撃の告白をする・・・

ホアキン・フェニックスが妻キャサリンと別居中だが、忘れられず離婚書類に中々サイン出来ない主人公セオドアがサマンサと出会ってからの心情の移ろいを上手く演じている。
スカーレット・ヨハンソンはAIサマンサ役を声だけの演技ながら、セオドアに対して愛が芽生え、戸惑いながらもそれを受け入れて愛していく演技が凄い!
聴きやすく耳に心地よい低めの声は、観ている者も虜にする不思議な魅力。

愛する2人がバーチャル・セックスから、サマンサが提案した方法でのアイデアは斬新‼️
だったが、思わぬ落とし穴もあり上手くいかず残念。

劇中でセオドアがサマンサと一緒に楽しむバーチャル・ゲームに登場する小憎らしい子供エイリアン・チャイルドの声で監督の実名
アダム・スピーゲルで出演。

セオドアの妻役キャサリン役ルーニー・マーラ、友人エイミー役エイミー・アダムス、その夫ポール役ルイス・ブラットなどの脇役も魅力的。

本作品の製作は2012年
近未来の設定だが、現在のAIの進化から、そう遠くない未来の新しい恋愛の形を描いたスパイク・ジョーズ監督の今後の作品も楽しみ。
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