このレビューはネタバレを含みます
あれだけ完璧と思えたアニメのエンディングから、これだけ完成度の高い続編を作るのすごい。
アニメで背負わせすぎてしまった聖なる少女による救済を、悪魔によって救済させるという、神話のようなお話。常に正義を全うするべきなのか、自分の世界を大事にするべきなのか。周りに起こった出来事を受け入れるのか、突っぱねるのか。
ある意味、神話への現代的な回答とも言える物語だと思った。
前半の見てて恥ずかしくなるくらいの美少女アニメぽさが、まどマギらしさを生んでる気がする。あれこそがまどマギの良さも悪さも生んでいる原因だし、メインテーマの一つと思う。美少女アニメぽさと、いろんな絵画や映画からの引用があり、結構ハイコンテクストで、アニメの中で生まれ育った人じゃないと楽しめない可能性はある作品という感じはある。
この作品が大ヒットするのって、すごいなと思いました。