Jump
エル・ファニングだーってだけで借りたら、もうとんでもなく刺さる傑作だった!!!
ジャケから想像するような、ファンタジー世界でふわふわ~なんて単純な作品ではないのです。
もう驚きの展開に心が追い付かず、途中で一度止めたものw
子ども故の優しさや辛辣さ
大人故の愛や苦労
男女の違いや兄弟姉妹夫婦の違い
知って欲しいのに伝えられないもどかしさ
理解したいのに分かってあげられない辛さ
それらと一人で戦うエルたんの繊細さと、ベテランにしか思えない演技力に鳥肌立ちました!!
アキラナウェイさん、これはソフト買うべしっ☆
9歳のフィービー(エル・ファニング)は、アリス大好き!空想妄想大好き!なちょっと変わった女の子。
ある日、ドジャー先生による演劇「不思議の国のアリス」のオーディションを受け、見事アリス役に選ばれた。
子どもたちの自主性を重んじ、自由に演じさせてくれる先生の下、みんなで舞台を作り上げていくのだが……
フィービーには強迫性障害があり、トゥレット症候群も発症。
が、個性を潰したくないという母親の考えか、この時代周知されていない病気なのか、子どもだからなのか、ヘンなコとしか認識されない。
それが良くも悪くも働き、フィービーは一人で悩むしかないのが、なんとも心苦しかった。
母親も父親(ビル・プルマン)も理解しようとはするものの、手も足も出ない。
本を読み漁り、怒らないように努め、自分のせいだと泣いてしまう。
それを見て、フィービーはまた悩んでしまう悪循環に。
でも赤の女王を男の子に演らせたりする自由なドジャー先生の下では、熱中していることもあり症状が出ないのです。
そこで大女優のように輝くエルたんが凄い!!
でも他では儚く折れてしまいそうなの。
同一人物とは思えない、これぞ天才子役☆
ラストの本番舞台では、成長してしまったのか上手く演り過ぎてる感はありましたがw、歌声がプロ並みでまた鳥肌立ちました!
老若男女全てにご覧頂きたい、心が洗われる傑作です♪