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フィービー・イン・ワンダーランドのsonozyのレビュー・感想・評価

4.5
大好きなエルちゃん10歳の頃の主演作。
作家の両親のもとヤンチャな妹オリビアと暮らすフィービー(エルちゃん)。
(実は障害が原因とのちに分かるが)人の言った事を反復したり、暴言を吐いたり、友達にツバをかけたりしてしまうフィービー。ルールに厳しい学校ではその問題行動で両親が呼び出されている。

両親はフィービーの言動に不安を感じながらも彼女を守るため奮闘しているが、父ピーター(ビル・プルマン)の出版が決まったこともあり、自身の執筆が進んでいない母ヒラリー(フェリシティ・ハフマン)はストレスが増加していく。

ある日、現れた演劇のドジャー先生(パトリシア・クラークソン)に惹かれ、学芸会で行なわれる「不思議の国のアリス」に応募するフィービー。

子どもたちの自主性を大切にし、指示せず見守るドジャー先生のもとでは症状も出ず、活き活きと演技するフィービーは無事アリス役に抜擢。
女王役を希望し、女子たちからからかわれる男子ジェイミーと親友となり、演技に熱中するが、やがて現実と空想の世界(おとぎの国)が混在し、精神的にもさらに不安定になっていく。

そんな中、ある件を校長から問題視されたドジャー先生が辞めさせられてしまう・・・

タイトルは「Alice in Wonderland」の主役という意味と、Wonderland(おとぎの国/空想の世界)にいる(現実と行き来する)フィービーという意味ですね。

フィービーとジェイミーに対する友達の残酷さ、夫婦のすれ違い、大切にされている姉への妹の心境、大人の事情代表の校長と子供と真摯に向き合う演劇教師・・・
そんな中、可愛さはもちろんのこと、わずか10歳でこの演技力のエル・ファニングの素晴らしさ!
※りょーこさん、絶賛情報Thanks!
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