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ロスト・ボディのqpのレビュー・感想・評価

ロスト・ボディ(2012年製作の映画)
5.0
 ある日、モルグから一体の女性の遺体が消えてしまいました。夫のアレックスが計画的に殺害したのですが、モルグに警察に呼び出されてから不可解なことが起き、という話です。

 夫が不倫して妻を殺すなんてよくある話ですので、途中までつまらないなと思います。夜でモルグのシーンとアレックスと死んだマイカのフラッシュバックがほとんどです。カーアクションや銃撃戦などの派手なシーンもなく、暗くて展開が分かりにくい映画です。

 犯人もわかっているし、刑事コロンボや古畑任三郎のように謎解きをしていくものだと思っていました。でも、アレックスでも分かってないことが多いので、だんだんサスペンス風になってきます。

 終盤にはそういうことか、と何度か思わせられ、面白くなってきます。ラスト近辺で一度そんなオチかとがっかりさせられます。最後の最後で全ての複線がフラッシュバックで回収され、納得させられます。

 振り返ると1つ1つのセリフに込められた意味を違うように観ることができ、「ソウ」の1作目のような気持を味わいました。全てを観ないと面白さが分からない良作です。
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