スタローン曰く、本作はリストラ的要素を入れ込み、新旧のエクスペンダブルズを対峙させる構造で描きたかったということであったが、前作までの流れが、戦友が負傷（死亡）することで仲間意識が高まり、より強固になるという作品であったのに、あっさりと新旧に交代をするのは、なんとも解せない。それであれば、ニセエクスペンダブルズが登場し、新旧対決をしながら、黒幕と対決するストーリーやピンチに陥ったならず者たちに、スタローンの旧友を登場させ、エクスペンタプルズに新たな血を入れ込む作風のほうが良かったようにも感じる。まぁー少しのくさしは脚本にあるのだが、アクション界の『ザッツエンターテイメント』であることは間違いない。そういう位置づけであれば、お祭りに準じた個々のシーンの充実を図って欲しかったというのが本音でもあります。特に、ウィズリー・スナイプスのナイフさばきが劇中で先行していたが、本来は彼のマーシャルアーツシーンも見たかったし、バンデラスのアクロバティックな飛び技だけが目に飛び込んだが、二丁拳銃のデスペラ撃ちも見たかったし、メル・ギブソンとの対決も、も～少し長くても良かったよーな気がするしねー・・・・・・と、3作とも不発感はある。しかし、これだけの役者が揃えば、致し方ないとも。例えれば旨い至極の食材を揃えた豪華な弁当でも、それぞれの旨みで他が消し飛んでしまいますからね。次回の4に期待！★★★☆ジェット・リーとシュワちゃん。うーんとんでもないチームだ。
