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フェアリー・テール・シアター/クラウス・キンスキーとスーザン・サランドンの美女と野獣のharuのレビュー・感想・評価

4.0
テレビシリーズ「フェアリーテイルシアター」

<カエルの王子さま>
主人公のカエル王子を、ロビン・ウィリアムズがお面と緑タイツで演じています。とにかくよく喋るカエルです。やたら美女と言われまくるヒロインの王女さまが全然美人ではないので、完全にコメディです。

<美女と野獣>
ある村に大変美しい娘がいた。その名は「ビューティー」…って名乗るのに大変勇気がいるお名前です。「ベル」より遥かにハードル高いです。
「美女と野獣」は大好きなので、これまで映像化されたものはほとんど見てますが、本作の最大の特徴は、野獣の奴隷体質!彼はビューティーに会った瞬間からひれ伏し、いつも物陰から見守っています。常に低姿勢で、緊張のあまり喋るのも息絶え絶え。歴代の野獣の中で、最もか弱い子猫ちゃんです。ちなみにやたらオシャレ。
ビューティー役のスーザン・サランドンはどちらかと言うと、イジワルな姉役のが似合う気がするけど、ドM王子が惚れるには良い感じのキツさ。コクトー版での名言、今回もありました。コンプレックスの塊である野獣に対し、「あなたは動物よ!」と言い放つビューティー。今回の野獣は心が大変弱いので、それはもう見てて可哀想なくらいショックを受けてました。ラストの王子(クラウス・キンスキー)に変身シーン、私もビューティーと同じく少しガッカリしました。野獣のときのほうがかっこよかった…
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