ヤスマサ

インターンシップのヤスマサのレビュー・感想・評価

インターンシップ(2013年製作の映画)
3.7
倒産した会社の中年セールスマン2人が、グーグル社のインターシップ制度を利用して起死回生を図るコメディ。
職を失ったセールスマン、ビリー(ビンス・ボーン)とニック(オーウェン・ウィルソン)は、IT知識がゼロにも関わらず、持ち前の話術で体験プログラムを乗り越えていく。

グーグル社の全面協力で、実際のグーグル本社で撮影されたらしいが、ユニークで豊かな福利厚生に、働く現場として驚かされるし、羨ましく思う。
「グーグリネス」という言葉が出てでくるが、それがこの映画の骨格となる。
グーグリネス=グーグルらしさとは、「人と協力することを楽しむ性格、上下関係を意識しない態度、親しみやすさ」といったもので、多様性を重んじるグーグル社の基本理念だそうだ。
即席チームの中で歳の離れた2人は、かなり特殊で浮いた存在だが、意図せずグーグリネス精神に溢れ、努力を惜しまず、団結力を上げていく。
ストーリーは単純で見え見えの展開だが、最後まで気持ち良く見られる。
高いスキルが望まれる社会てあっても、その根本に必要なものは人間力なのだと、勇気づけられる作品。
グーグル社では、本当にクディッチをやってるのか知らん。
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