真っ黒こげ太郎

キャビン・フィーバー ペイシェント・ゼロの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

4.2
このシリーズ1作目以外にキャビンの要素ないよね。w

まぁ血みどろでお下品なフィーバーはしてるけど。w



無人島にバカンスに来た4人の若者達。
早速数人がダイビングスポットと聞かされて来た海に潜るが、そこでは沢山の魚がズタボロになって死んでいた!!!
その後、ダイビングから上がった仲間が異常をきたし、股間から血を流すわ血を拭くわでえらい目に!!
彼らは偶然施設を見つけ、助け呼びに赴くが…。

一方その頃、とある病原菌に感染した男が施設に隔離されていた。
人間らしく扱われず怒り狂った男はスキを突いて血を擦り付け研究員を感染させ…。


バカンスに来た若者たちが謎の細菌によってパニックに陥ってゆくパニックホラー第3弾にして第1作「キャビン・フィーバー」の前日譚。

そんな本作だが、前作以上の低評価&配給が「メタルマン」で有名なトランスフォーマー!!!
そんな訳で、前作以上の悲惨な出来を覚悟して視聴。

確か本作は前作に比べると話が動き出すまで遅いし、話も普通。
1、2作に比べるとふざけた要素も少な目だし、夜が舞台だからか画面も暗めで全体的に見ずらいのも残念だった。


しかし、一時間ほど経過し、急なドッキリ展開を経てからの残り39分は色んな意味でジェットコースター展開!!!

まさかまさかの別ジャンル化し(あれじゃゾンビ映画だw)、研究所と若者達の話が上手くリンクして話が盛り上がって行く。
後半の脱出展開も盛り上がるし、スプラッター度が増して血みどろな見せ場が増えてゆくのも素晴らしい。
(クライマックスの血みどろなキャットファイトは必見!w)
適度に下品やバカシーンも盛り込まれるのも嬉しい。

本作のエンディングでは細菌感染の元凶が判明。
そしてラストは救われたと思いきや…。


全体的にバカさは少なくなったが、後半のハラハラドキドキ展開は面白いし、ラストは1作目の始まりを彷彿させるなど、きちんとスプラッターなパニック物として楽しめる良い続編だった。

評判は悪いけれど、本作も中々楽しめる一作だった。
2作目もそうだけど、案外この手のホラー続編モノにしては、中々楽しめる部類だと思うぞ。