クリストファー・ノーランは大のインターネット嫌いでスマホも持たないと聞きますが、その個性が炸裂しまくってるのがこの作品。パソコンも携帯端末も、ネット関連の物は一切登場させないほどの徹底ぶり。
自分も基本的にはネット嫌いなのでTwitter、Instagram、FacebookなどのSNS関係は一切やってないです。
ささやかながら映画好きとしてこのFilmarksはたまに使わせてもらっていますが、家にはPCも置いてないしWi-Fiもありません。
個人的な時間はネットやテレビを見るより、本を読んだり自分の頭で考える事を大事にしたいマイノリティな自分としては、同じ側にノーラン監督がいるのは嬉しいです。
そんな観念形態のひとつの結晶でもある『インター・ステラー』は、映画内容とは別の意味でも好きな作品。インターネット社会の真っ只中に、独自のスタンスを持って斬り込むノーラン監督、あなた最高だよ。
宇宙SFの中では五本の指に入るほどお気に入りで何度となく観てるけど、理論物理学に基づいた構想は形而下の一線を越えず、形而上との区別を丁寧に分けてます。空想的な発想に任せる事なく、科学的な可能性によって組み立てられたSFは相変わらず面白いね。これこそまさにサイエンス・フィクション。
