りえぞう

インターステラーのりえぞうのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
4.5
コンタクトの次はこちら。
神父だったマシュー・マコノヒーが元テストパイロットのシングルファザーに。
続けて観るとなんだか嬉しい。

人類存続の危機に直面した近未来の地球。愛する家族と人類の未来を守るため、住居可能な惑星を探索しに未知の宇宙空間へと旅立つ。

圧倒的な映像とストーリー。
初見はSF用語や理論がわからず???でしたが、時空を超えた家族の絆に感動。
2回目の鑑賞では様々な理論を知りたくなり、調べてから観てみると、宇宙のしくみが俄かながらにわかってますます面白った。 宇宙の描き方が素晴らしい!

頼れるリーダーのパーマー。コックピットで飛び出す彼の一言や、ロボットとのやりとりが粋でスカッとした。23年分の家族からのビデオレターを観るパーマーの、肩を震わせ涙するシーンにはこちらも涙。
TARSとCASEの見事な働きぶりと返答が面白くて、ベイマックスやPepperくんのような可愛いイメージのロボットとは違って、角ばっててちょっとブサイクな感じなのだが、だんだんと愛しく思えてくる。

「未知を認めることが科学」
未知なるものを認めて、探求することで発展してきた科学。マーフのセリフも、コンタクトを観た後だったのでさらに印象的だった。

この映画でも科学と未知なるものが描かれていて、コンタクトでは神の存在であり、こちらでは愛。
科学者アメリアのセリフ「愛は未知の力でも信じていいもの」はストーリーのキーワードだ。

巨大な宇宙と次元を超えた父から娘へのメッセージ、壮大で愛に満ちた映画でした。
りえぞう

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