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インターステラーのmoondanceのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
4.1
ノーラン監督の時間の描き方、いつも惚れ惚れします。
メインの時制を逆向きで描いたメメント。時間スケールの異なる4層構造の同時進行ストーリーを展開したインセプション。時間の順行と逆行を1つのスクリーンで表現したテネット。そして、宇宙で時間と空間を融合した本作。

人類救済という大きなミッション、時間と空間の融合(紙を折り曲げて繋げるイメージ、ワープ現象)という設定、映像美、役者の演技、すべて一級品でSFファンならずとも楽しめる内容になっていると思います。他の方も書いているとおり、細かいところの理解は追いつかない部分はありますが、そんなことお構いなしに楽しめる映画です。

時空間を超えるというリアリティの無いものを凄く身近なものにしてくれる物語中盤の会話が、とても刺さりました。時空間を超えられるものは、愛なのかもしれませんね。

愛の意味?
社会の安定のためのつながりの醸成、子孫繁栄、秩序維持。
死んだ人に対する愛も社会の安定のためなの?
愛は観察可能で、大きな力を持つ。
我々はその力をまだ理解できていない。
愛は大きな可能性を持ち、愛は時間と空間を超える。
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