ピタゴラ侍

インターステラーのピタゴラ侍のレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
4.3
伏線回収の美味さに鳥肌が立つSF映画。
私も他人と接する時は「正直さ90%」でいこうと思う。

①ストーリー 10/10
地球が住めなくなるから他惑星を目指すというまあまあありそうなストーリー。
しかし、序盤の謎がどんどん伏線として回収されていく構成になっており、思わず感嘆の声が漏れるほど興奮した。
それだけでなく、科学的な法則を元にストーリーが進むので、非現実的とは感じなかった上、人間がどう生きるべきかとときう哲学的な観点も面白い。
家族の信頼関係も感動もの。
特に良かったのは終わり方。ここで終わるのかよ…という締めになっており、次作があれば絶対に観に行きたいと思わされる。

②キャスト 9/10
主役3名は監督が直々にオファーを出したとの話で、やはり腕前は確か。全員自然だし、子役も上手かった。
吹き替えを見ましたが、ほぼ吹き替えベテラン陣で構成してくれてるので本当に良かった。
やっぱり知名度を優先して素人を使うのはダメだと改めてわかる。
個人的に諸星すみれと土田大を当てられたのは嬉しかった。

③映像 10/10
10年前に撮影したとは思えないほど美しい。
特に宇宙のシーンは本物にしか見えない。宇宙船など機械も細部までこだわっているように感じ、よりストーリーに引き込まれる。

④キャラ 6/10
この人途中でリタイアだろうな…って予想してた人達はほぼ推測通りの結果だった。

⑤メッセージ性 8/10
地球滅亡危機という将来あるかもしれない状態を意識させつつ、人間がどう生きるかというメッセージを伝えているようでもあり、親子同士の絆という意味で家族愛をテーマにしているようにも感じる。
テーマが複数あるとごっちゃになりやすいが、この作品はそんなことはなく、色んなことを感じることができると思う。

総合 43/50