MubaoMasato

インターステラーのMubaoMasatoのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
5.0
「インターステラー」
地球は滅亡すると考えられ、外に出れば砂嵐が舞い上がる程酷い状況だった。しかし、娘の部屋で幽霊が暗示をしてくれる。そこに父親は解読し、座標を特定すると政府が隠れてNASAに資金を提供をし、地球以外の所で住める場所を探すために宇宙飛行士を探しており、父親が抜擢される。
娘はそれを拒否し、幽霊からSTAYと言っているとかたくなに拒んでいたが、父親は人類を助けるために宇宙に行く。彼は人類を救えるのか。

正直SFの金字塔と言うから、仕方なく見たが度肝抜かされた。
オデッセイが微妙で、宇宙を映画で表すのはこんなにも難しいのと面白く出来ないと確信してしまった。だから、余計に宇宙から離れた。

だが、インターステラーは宇宙ではなく時間と次元を重視していた。
宇宙と地球は重力が違うが、時間の速さも違う。だから、相対性理論が証明された。映画のワンシーン。たった一時間で地球では7年掛かるというシーン。それを説明する映画の時間で45分を数分間で表現するのにも度肝抜いた。それで20年間時間を使われている。映画の時間を宇宙での時間と換算している。これには、感動とノーラン監督の映画の上手さが分かる。

そして、その時間を使った後の地球からのメッセージ。20年間経った子供達は変わっていた。長男は結婚し、娘が出来たが、奥さんは亡くなり、祖父も亡くなった。多分砂嵐のせいだろう。娘は、父親を許していた無理やり。もう既に父親は亡くなったことにしたのだ。それに涙をする父親。

そして、量子論と相対性理論の関係性の式を作っていた爺は死に、最期の言葉で、娘は父親を怨む。それは、宇宙に行った人物は、戻る方法はなく、式は完成していたが絶対に完成はしなかった。

そして、最後の幽霊の正体は五次元に行った父親だったことにも衝撃だった。STAYもモールスも全て送ったのは父親だった。最後は封鎖して、父親は土星に戻る。そこには、亡くなる寸前の娘。映画の最初の老人は、未来の親族だった。
物語の最後は、父親は最愛の人を探すために旅に出る。彼女は、人がいる?惑星にいる。これは想像で探していく。素晴らしい終わり方。

後、ロボットとの関係と90%の正直の使い方も上手すぎる。
完璧の映画だった。次は2001年宇宙の旅でも行ってみよう。
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