これは、なんと評価して良いのか。
起こりそうで起こらない
起こって欲しいが起こらない
という意味でのSF作品として最高✨
単純なあらすじは、
「滅亡寸前の地球で砂嵐に見舞われながら暮らす父娘。あるメッセージに駆られ、地球を救うべく父は宇宙へ旅立ち戦う。」
ただあらすじは本筋ではない!
人類移住計画というテーマを掲げつつ、描いているのは親子愛。
娘を救いたい≒人類を救うというミッションに、果たして自分の命をかけるべきか否か。
人類を救うという目的よりも、一緒に居て欲しいと願う娘を優先すべきか。
そんでもって親子愛を描くだけでなく、
人類移住計画というSF部分のディティールもストーリーすごい。
水の惑星の絶望感たるや!!!
そして、
伝えたいテーマが破綻していない。
伏線と感じなかった伏線も回収。
SF部分の造り込みが緻密。
"親子愛"って言ったけど、そんな単純な言葉では言い表せない。
それは映画を観ないとわからない。
これこそ、人にオススメしたい映画!
没入感が異常でした。