グリパス

インターステラーのグリパスのネタバレレビュー・内容・結末

インターステラー(2014年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

とんでもないスペクタクル巨編を見たって感じの壮大な物語して小さなテーマと大きなテーマが入り混じりながらたくさんのことを訴えかけさらにそこに理解不能なSF要素を持ってきたボリュームありまくりの映画だった
本当にとんでもない
まず少し先の未来の話で異常気象のせいで食糧難になっているところから始まるところからまず地球温暖化や食料問題に対してのテーマが描かれるところから始まる
農家が重宝される世界に戻ってるのも今は豊かだけどこのままだと衰退の一途を辿ることを暗示してるのもすごい
そして親と娘の関係性を冒頭でわかりやすく表現してくれて良かった
この後のことを考えるとここはかなり重要だったと思う
謎の幽霊もSFだからなんか関係あるのかなと思ったらまさかのラストで伏線回収場えぐかった
冒頭にあった謎のビデオはなんだったのかもラストで回収される気持ちよさ!
宇宙に行くシーンは壮観で土星の近くにちっちゃく映る宇宙船のシーンはかなり今作の中でも指折りに好きなシーンだった
そこからワームホールを見つけるけど自分が想像してるのとは全く違く球体になってる面白さがたまらなかった
そしてそこで降り立って水の惑星的な星に降り立つがそこには何もなかったのはマジかとなった
そして戻ると23年が経ってしまっていた時はかなり衝撃的だったし信号を送っていた人も時間の進み方の違いでついさっき死んだことになってるのがかなりタイムパラドックス的なことが起きててすごく面白かった
その後残った星のどちらに行くかを決める時私情を挟む科学者の意見を聞くと愛は観測可能な力なのと論理的に聞こえるけど結局感情論に任せてしまっているのは人間らしいと思うしいくら科学者でも論理的な思考を持ち合わせていようが結局個人的な理由を優先してしまうこの矛盾がすごく面白かった
感情で決めるか理性で決めるか人間の普遍的なテーマでそれを両極端に描いていたのも良かった
マン博士のところ行った星はまさに雪の星何もない空虚な星も見事に映像としての綺麗さがあった
ここでもプラント教授がプランBの為に動いていて地球の人間のこと見捨てていたことがかなり衝撃的で人類のために今あるもの犠牲にするして新しいものを救うという合理的な判断をするか人間らしく地球の人間を救おうとするかで意見が食い違うのはどちらも正しくて正しくないのはこの世に答えがないという普遍的なテーマであるなと思う
しかもムカついたのがマン博士は人類のためとか言ってみんな見捨てて逃げようとするクズさは流石に酷いし助けてもらうために信号鳴らしてたのはクズすぎる
そこからラストのドッキングのシーンはハラハラする展開でいきなり緊張感が走った
そしてラストの5次元シーンはぶっちゃけよくわかんないけどそれがSFって感じだからめちゃくちゃ好き
それに幽霊がまさかの父親で量子データ伝えて娘が世界を救う展開は親子揃って世界救うなんてエモすぎると思った
そしたらラスト土星の軌道上にいてなんかよくわからん形した世界になっていたのもSFが爆発してたから好き
こんな壮大な話で最後は親子の再会で終わらすのもズルすぎるし最後どこかの宇宙に辿り着いた女性の宇宙飛行士を助けるために宇宙船を作ってたのも見ると構成力の凄さに鳥肌立つし最初からそこ行ってればみんな救えたやんってなったのもうまくいかないとこともあるよなーっいきなりリアルリティを持たせたのも上手だしいろんな意味で鳥肌立つ作品だった
文章めちゃくちゃ
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