このレビューはネタバレを含みます
次元など難しくて分からないところもあったけれど、大筋に影響するものではなかったので楽しめました。
もちろん、ちゃんと理解していた方がより楽しめたのだと思いますが。
宇宙船やロボットは作り物っぽさが出ているけれど、それはそれで特撮らしいです。
科学者がほぼいなくなっているのに野球は残ってる、MRIはないのに宇宙に行ける規模の組織はあるなど微妙に引っかかる部分もあるけれど、「そういう世界!」と思えば誤差の範囲です。
[以下、ネタバレ]
高次元の存在が示唆されるため、完全に人類の力だけでどうにかするという話ではないです。
マン博士が死を恐れて偽の信号を出した気持ちは分かる。
けれど、一緒に地球に帰らず、殺人をしてまで1人で宇宙に飛び出した理由が分からなかったです。
クーパーは娘とターズに再会できたからハッピーエンドと言えるけど、アメリアは苦難続きです。
最後の候補地に2人で行くと思っていたのに、クーパーは自分の命を犠牲にしてアメリアを1人だけで向かわせるし、惑星についても恋人は亡くなっていてひとりぼっち。
マン博士の時のように話し相手のロボットすらいない。
人間が生きていける環境だから諦めることも出来ない。
プランB(受精卵で人類を繁栄させる)のためにはコールドスリープすることも出来ないだろうし、誰かが助けにくるなんて微塵も期待出来ない。
続編があればクーパーがアメリアの元に到着してプランAもしくはプランBが成功することを希望します。