お話探し

インターステラーのお話探しのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
3.0
映画ファン歴浅いので、これが初めて劇場で観たノーラン映画でした。(でも今年で10年か…) ただ劇場鑑賞時の所感で覚えているのが、

・つまらなくはなかったけど、そこまでハマらなかった

・『これ、ドラえもんの◯◯じゃん』

・中盤で一瞬寝落ちした

…という、イマイチぱっとしないもので…。


かなり久しぶりの再鑑賞。ティモシー・シャラメが出てた事に驚いたり、萌えキャラ・ターズの存在をすっかり忘れてたりと、新鮮な味わいもありましたが…


まず主人公一家・地球の現状といった(基本的な設定)を見せる前半の、「未知との遭遇」辺りを想起させる地味めなルックスが、意外と好ましく観れました。保護者面談のやり取りで授業や軍隊が『えっ、そういう事になってんの?』と提示する場面なんか、上手いなと感心しましたし。(“未知との遭遇っぽくて”良いね、という枕はどうしてもついちゃいますがw)


「もう人類、行き詰まりなのか…?」という諦念に対し、現役復帰のテストとかは全カットで「親父の旅立ち・ロケット発射」の連なりエモーションには、『サイエンス…よりも、やっぱり“泥臭いロマン”に立脚してるドラマだよな…w』と、嫌いになれないノーランみ(?)を再確認。実写に拘った宇宙ステーションや水の惑星の見応えもまた、醍醐味といったところでしょう。


ただ後半の展開…好みの問題だとは思うけど、登場人物の「身勝手な行動」に対しては『…この話では、そういうサスペンスの作り方はあんまり望まないかなー…』と、単純なストレスが。ブラックホール突入場面では『あれ? そもそもこのマシン(ざっくりと)どういう構造で、お互いどこに乗ってたんだ?』という点が気になり、(自己犠牲)展開にノりそびれ。クライマックスで待ち構えていた光景には…『あっ、ドラえもんの“セルフ仮面”だったのかぁ〜…』と、個人的に大冒険のゴールとしてはちょっと拍子抜けだったかも…。
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