てくのすけ

インターステラーのてくのすけのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
4.0
人類の命運を背負った宇宙への旅立ち。探検。特異点、ワームホール、相対性理論などの宇宙や科学用語。独創的なロボット。美麗映像による予想を超えた壮大さ。伏線回収。狂気、そして愛。個人的なワクワク要素がこれだけあるし、実は豪華キャストでもあったりして、3時間もあっという間。小難しい用語は十分フィーリングでカバー出来るし、ロケット発射時等の重低音の響きも凄かった。娘のマーフのビジュアルが成長しても違和感ないというのがとてもイイです。

少しネタバレ気味なことを言うと、最後にはクーパーを縛る人類の危機、命の危機、家族との別れ、エゴや重力からも解放され、しまいには最も重要な愛からも解放され、真の意味での旅立ちが始まる、というのが清々しい。ウチュー・マコノヒーはボーマン船長でありダークナイトです。

色んな語り口があると思うので、だからこそ様々な議論が噴出するのでしょう。おれはノーラン信者でもアンチでもないけど、そこはスゴいと思う。物語としては先は読めないながら意外とストレートだし、欠点もあるとは思うけど、総じて面白いです。
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