千里

インターステラーの千里のネタバレレビュー・内容・結末

インターステラー(2014年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーは複雑なのでかなりざっくり言うと、飢饉によって人類は近い将来にも飢え死にしてしまう状況の地球。その危機を救うため移住出来そうな惑星を探査に向かった宇宙飛行士たちからの連絡を受け、娘や息子、実の父と別れその連絡を元に宇宙へ向かう主人公たちといった感じの内容。

本作は "人が考えた宇宙" を舞台にした作品なので、実際の宇宙とはだいぶ違った部分や設定も多いが、だからこそ面白い内容になっている。辿りついた惑星の地球との時間の流れの違いや、ワームホールやブラックホールの異次元空間の内部など人類が未踏の部分が描かれるので、この先どんな場所や状況が待ち受けているのかというワクワク感や恐怖感が味わえる。

個人的に一番衝撃だったのはやはり時間の流れの違い。たどり着いた最初の惑星での1時間が地球時間では7年というのが絶望的であり衝撃的だった。家族と別れて来た主人公だからこそ感情移入してしまう。そして終盤のブラック・ホール内部の展開は5次元というぶっ飛んだ表現になっているがちゃんと今までの伏線と繋がっていて、そこからのラストの展開には感動した。
千里

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