「歌うことは 魂の喜びの表現よ」
あのボブ・ディランが憧れていたというアーティスト、デイヴ・ヴァン・ロンク(彼の妻は無名時代のボブ・ディランのマネージャーをやっていたらしい)をモデルにした主人公ルーウィン・デイヴィスの下積み生活。
てっきり実在のフォークシンガーの伝記ものだと思ってたけど違った。さすが『ファーゴ』のコーエン兄弟、フィクションをノンフィクションと思わせる腕前は折り紙付きだ!
正直、ストーリーに関しては心を揺さぶられるものはなかった。何をやっても上手くいかずに全然歌も売れずに芽が出なくて苛立ちだけが募る心情は理解できる部分もあるけど。
劇中で歌われる歌はどれも良かった。吹き替えじゃなくて本人たちがちゃんと歌っているのも好印象。オスカー・アイザック、歌うまい。
キャリー・マリガンが口悪すぎ。
アダム・ドライバーが、出番少ししかないけどインパクトは抜群だった。
考えてみると、のちのポー・ダメロンとカイロ・レンだわ。