もえこ

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌のもえこのレビュー・感想・評価

3.0
主人公はかなりのクズ男なんだけど、どこか共感できるような人間らしさを持ち合わせていて憎みきれない。

小さなレコード会社のオフィスだったり、お世話になった教授の書斎だったり、カウンター付きのカフェだったり、アンティークな可愛さのある映像美術が特徴。

主人公を振り回すネコも物語の良いアクセント。初めて聞いても聞き入ってしまうような、味のあるフォークソングに彩られた作品。

悲しみを抱え、必死にプライドを守り、後悔の苦味に顔を歪めながら、でも生きていくしかないという葛藤を感じた。

授業で鑑賞
もえこ

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