虐待を扱った作品は、敢えて敬遠していたのですが、幼児や老人のような弱者の悲惨な死が、少しでも減ってくれたら‥という意味合いでのスコアです。
当時ニュースでは見聞きしたのですが、悲惨な実情までは知る事がなかったです‥この作品は二つ事件を元にしたそうですが、大阪２児の死因は餓死ではなくお互いの糞尿を食した為の食中毒死。苫小牧の事件では、死んだ子のうじ虫取ったり、テープでグルグル巻きにしているのを、生きていた子供の前で行ったそう‥そして、大量のチャーハンを作って置き去りにしたり、何とか生き延びてようやく帰って来た母親に「ママ、遅いよ～そらが動かないんだよ」と言うのも実際の事なのですね‥
当事者になる人間達に、常識や親らしさを求めるのは無駄な事にも思え、周りの常識ある人間が傍観者に留まらず、勇気を出して何らかの行動を起こす事が、苦しみにもがく弱者を救えるのかもしれないですね‥
