おーじ

子宮に沈めるのおーじのレビュー・感想・評価

子宮に沈める(2013年製作の映画)
2.8
実際の事件をベースにした作品なので、こちらも終着点までを覗き見している感じです。

母親だけど妻でありたいし、母親のまま女でいることの難しさよ。
表現が難しいんだけど、女って子を宿し産み落とす分、子供とのつながりが男より強固だと思うのよ。
そうなると、女の前に母!みたいな気持ちが本人にもあると思うんだよね。
必然的に、母・妻・女が同居するよね。
しかしながら作中の男は運悪く役割「男」のみって感じ。

言い方悪いけどリスクが高いよね。
女でいると妻になるかもしれない。
女でいると母になる確率も高くなる。
妻として望んで産んだ子供が、女として邪魔になってしまう。
こんなはずじゃなかったのにね。
どこで間違ったんだろう。

セリフとか説教臭いメッセージがあるわけじゃなく淡々と時間が進むだけだけど、実際の事件もこう淡々と状況が酷くなって行ってるんだろうな…

出てくる姉弟めちゃんこ可愛いし、話がヘビーになるにつれて「やめてくれー!!!」というはらはらシーンてんこもり。
メンタルやられやすい人はあんま見ないで。
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