のん

子宮に沈めるののんのネタバレレビュー・内容・結末

子宮に沈める(2013年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

初手から生理描写とはテーマに忠実であるなと感じる反面もっと表現があったようにも感じるがあえてこう撮っているので、幸せを繕っている家庭の日常を切り取っているように感じられた。

子供が寝たあとから少しずつ不穏な空気を出し始める母親だったがお弁当こんなに手が込んでるの作れるの?っていうほうに引っ張られてしまうクオリティ、えぐい。

父親が出ていくまでの展開が薄い 10分以上かけていいと思ったが現実でも結構テノヒラクルー多いしこんなもん?と思う
リアルに忠実なのかもしれないけど映画では違うように受け取れるかもしれない

夜の話を持ってくる流れまでもう少し時間あっていい。あとその友達のセリフがもう少し言葉選びどうにかなるように感じる

子供は分からないで演技してる、だからこそグロい。

主人公の変貌が美しい、汚い、堕ち方が上手い、幼さがどんどんキモくなっていく、同じセリフでも展開が変わっていく事に性格と生活の変貌が目に見えてわかりやすい。昔よりも料理が雑になっていく、でもまだ子供への愛はある、でも男に翻弄されてぐちゃぐちゃになっていく。

中途半端に生々しい、グロい、キモい、それが良いシーンもあればもっとどうにかなるシーンもある。生々しさがグロいだけで終わってる、もったいない。

カメラのピントがたまに甘いように感じる、わざとだとしても私は気に入らなかったなー、

全体的に展開の説明が薄すぎる BGMや字幕やエフェクトがほとんどないことは拘りだと思うが、ありすぎてもノイズだし無さすぎると伝わらなさすぎる
一旦あらすじ読んでなかったらよくわかんないしどれくらいの時間が経ったとか季節がいつだとかもっと描写が欲しいし子供ばかりに焦点を当てないで母の職場シーンや男との出会い、感情が揺れる様なども多く取り入れたほうが良かった

あまりにもくだらない
現実的な側面もあるのかもしれないけどこれは違うな

映像作品としては成り立つのかもしれないけど、これは映画とは私は言わないと思う

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