子宮に沈めるのといのネタバレレビュー・内容・結末

観た直後は感情がよくわからない状態でした。
時間が経つにつれ様々なシーンが想い出され
母親をずっと待っている子供のさみしさや不安な気持ちがあとから押し寄せてきました。

台詞も少なくBGMも無し。
淡々と現実が映し出されていく。

ここからネタバレになってしまいますが

長女をお風呂に浸けるシーンは
音のみで「あぁ、やったんだな」と
それだけで母親の表情や作品の残酷さがはっきりと想像させられ
直接見せたり言葉での説明がない方が絶望を感じました。

「誰も知らない」もそうですが
子役は素晴らしいです。
自然体で無垢、それが故に尚更胸が痛い。
観たくない作品という感想もあり
その心情はとても理解できます。
が、こうしている間もどこかで起きている事で
目を背けてはいけない作品なんだと思いました。
今回は評価とか数字をつけるという事ができません。
このレビューも自分の伝えたい事かもよくわからないです。
言葉にすればするほど、こんな簡単なものじゃないと遠ざかっていくように思います。