朧気sumire

子宮に沈めるの朧気sumireのレビュー・感想・評価

子宮に沈める(2013年製作の映画)
3.7
お母さん、春巻の皮を丁寧に巻いていたりと家事育児において手抜き(良い意味)をするシーンがほとんどなくて「それじゃあ、お母さん疲れちゃうよ……」と冒頭から辛かった。
良いお母さんでいようと頑張ったみたいだけど、社会から孤立して情報と支援の断絶も起きておりセーフティネットも機能してないなかで頑張れば頑張るほどきつくなってああなってしまったのかなと凄いやるせなかった。


登場人物がやたら少ないところにお母さんの社会との関わりが薄くなり、辛くなったときに助けを求められる場所を知ることができないという情報格差が現れていてなんとも言えぬ気持ちになった。

こういう虐待って子供の保護にばかり目が行くけれど、実は親を助ける事が同じくらい重要事項だったりする。
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