無花果

ノスタルジアの無花果のネタバレレビュー・内容・結末

ノスタルジア(1983年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

2度目

初見はほとんど眠ってしまったので、ほぼ初めてだけど、歌手が自分のパフォーマンスで観客が眠ってしまってる様子について「嬉しい」という意見を耳にしたことがあり、驚いたことがある。そして何度か別の歌手からこのような言葉を聞いた。結局これは"時間"なのだなと思う、眠ってしまうほど安心して心地良いものを浴びてしまった"時間"。例えば、感動を与えるとか、喜ばせるとか、だけではなく、考えてほしいと提示する、これらは全て同じラインにあるもので、等しく同じだけの価値がある。

とは言え2度目にして、今作は目を逸らすことなく浴びた。序盤から少ない色彩だったので、後半あたりの通話シーン、メイドのエメラルドグリーンの服などの多色シーンにときめいた。水が美しいとか緑が良いとか色が好きだなとか気付けるわたしの感性が好きだ。