メタルナー

ノスタルジアのメタルナーのネタバレレビュー・内容・結末

ノスタルジア(1983年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞前はこの映画の望郷の対象って、母と故郷のことだと思っていたけれど、それだけでなく形而上の存在に対しての望郷なのかな、、と思ったりして。旅の道連れの女と別れ、故郷の家族に会うことも捨てて、主人公が選んだのは狂信者扱いされている男の言葉だ。
『ストーカー』のラストでは、人々の信仰が失われたことが嘆かれたうえで、アンチキリストを暗示する様な少女が登場したけれど、今作では信仰の火を再び灯したという印象を受けた。
ラストシーンの降り頻る雪は、きっと夏の雪だ。常識が崩壊し、彼は存在の直観を得た、と俺は思うね。
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