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ザ・ノース 北極の宿命のCinemanのレビュー・感想・評価

ザ・ノース 北極の宿命(2007年製作の映画)
1.2
ミシェル姐さんがこの役やるのは見たくなかった..!!!涙

ミシェル姐さんの強さ、チャーミングさ、コメディックな魅力..全てを封印。なんでキャスティングした..涙

設定は面白いのにっ!!!
Beguiled 雪原版って感じで。

ミシェル姐さんの修羅話はまるで、陳凱歌や張芸謀の頃の中国映画のよう。流石に若い頃と一人二役はちょっときつかったかな??(エブエブと言い、若い頃自分で演じる傾向にある姐さん笑)
若い頃のシーンはむしろすごく可愛いからそこだけでも良かった..

ショーン・ビーンは、こんな優男役なの初めて見たかな??そして珍しく死なない!!!
一つしかないゲルの中に、ショーン・ビーンが来たらね..母とも関係ができると思いきや、急に娘一直線とは..失望したぞ(←
脚本的には、母娘両方と関係ができるか、もしくはもっと男が若いかした方が設定が生きたかな。
娘ちゃんとの関係だけでいくと、優男風すぎて。声がいいんですよ、声が。こんな感じのトーンもっとやってほしかったな。

あの結末は、昔話だっけ??どっかで聞いたことあるなあ。急にファンタジー突入で強制終了した感じに。あそこにトーンを合わせてゆくなら、中盤がもっと違う演出である必要があったよね。
中年女の修羅..みたいな話にしちゃったのには怒りがある。それで終わると、ショーン・ビーンの意味がない。母娘関係をもっと描かないと腑に落ちなさすぎる。

イマイチの出来の作品って、脚本の問題として、流れが不自然なことが多いよね。心の動きとか行動とか、何かが抜けたり順番が納得いかなかったり。ふむ。
例えば、遭難してたショーン・ビーンのボロボロぶりに比べて、母娘は身綺麗すぎたりね。2人とも眉整え過ぎなのよ..
娘役の子はむしろ往年の中国映画のようにほっぺを真っ赤に塗っておいてもいいくらい。完全に上海の女かなんかなのよ..
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