甘口パンダ

グランド・ブダペスト・ホテルの甘口パンダのレビュー・感想・評価

5.0
ウェス•アンダーソン監督の映画を初めて鑑賞しました。また大好きな映画が増えて、とても嬉しいです。

あまりに面白いので、この1週間の間に何回も繰り返し見ています。見るたびに理解が深まり(疑問が生まれ?)、新しい発見と感動があるので、内容を忘れないうちに何回も鑑賞するのをおすすめしたいです。






私の鑑賞歴はこんな感じ↓


◎1回目の感想: 字幕
豪華なセットや美しい衣装に目を奪われるが、とにかくそちらのインパクトが強いうえに情報量が多すぎて、ストーリーは全く頭に入ってこないと思いながら見ていたら、頭に入ってこないままに映画を見終わって呆然とする。
世界観が独特で可愛らしく、クスッと笑える映画だったけどそれ以上なにも分からず。美術パンフレットを堪能した気分で見終わり「良いもの見たけど、一体なんだったんだ、、、⁉︎」とひとりごち。俳優もエドワード•ノートンにしか気づかない。
ヨーロッパの歴史を知らないと理解できないのかもしれないと途方に暮れる。でもそういう問題でもない気もする。私の理解力はいつもこんなもんだ。
張り切って2回目にGO!

◎2回目の感想: 吹替
吹替を選択。ストーリーを理解できてホッとする。入れ子構造をなんとなく把握。やはり歴史や美術の知識が必要な気がして、ここで一回興奮がおさまる(←諦めかけた)。

◎3回目の感想: 字幕
映画全体の入れ子構造がより理解できてその複雑さに感動する。台詞と音楽と映像の一体感がすごい!音は全部でひとつの物のような絡み合い。とても緻密に作られた作品だ。全てにウェス•アンダーソン監督のコントロールが効いていると痛感し、おどろくばかり。映画監督という職業の仕事内容が少し分かった気がする。バラライカを知る。コサックおじさんに気づく。パロディ山盛りだ、この監督はきっと真面目できっちりしていて優しくてよく笑う楽しい人だ。
ウェス•アンダーソンとこの映画についてもっと知りたくなり、関連サイトを見漁る。

◎4回目の感想: 字幕
最表層はおおよそを理解した(つもり)。3回目より細部も楽しめる。4回目でも初めて気づくことが多くてスルメ映画だ。
そして、気になるシーンが出てくる。きっとこれからもこの映画を見続けるだろうと確信。
映画の冒頭と最後の聖歌風の音楽が気になる。この曲は、誰の想いをのせているのかな。監督かな、あるいは少女かな。両方かな。
映画『グランド•ブダペスト•ホテル』(虚構)のなかに、旧共和国の著名な作家の小説(虚構?)があって、その中に小説の中の“作家”の回想(虚構?“作家”曰く事実)があって、1番内側にゼロ•ムスタファの経験談(ゼロ曰く事実)がある。そもそもどうしてこんなに入れ子にするんだろう。
ああ急に混乱してきた。今の私ではここまでだな。一回時間をおかなくちゃ。
ひとまずレビューを書こうかな。

、、、何て書けば良いのか分からない。



「好きしか言えない😫 」←そしていまココ。
甘口パンダ

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