素潜り旬

グランド・ブダペスト・ホテルの素潜り旬のレビュー・感想・評価

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苦手かもしれない気がして観ていなかったが面白かった。ウェス・アンダーソン監督作で冒頭に作家が登場して場合によっては語り部になる映画にハズレなし。父と子のような関係だけれど、そんな単純でもない。という複雑さを、デザインをもってしてわかりやすく伝えてくれるし、語り部もいるから、ウェス・アンダーソンにしては親切なほうかもなと思う。

ようやく気づいたけれど俺はレア・セドゥが好きかもしれない。少しの出演なのに、目が離せなかった。彼女の出演作は実はたくさん観ていてクローネンバーグの『クライム・オブ・ザ・フューチャー』なんてフェティッシュそのものだったのに、そういうのよりかはウェス・アンダーソン映画でちょろっと出てきて印象に残るみたいなほうが魅力的にみえる。
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