エンドロールのファイナルカット笑える。
すごく楽に観られるのに、本気出した時のモードが半端なくスピード感。
これ、ほんとに同じ組が撮ってるの?くらい、オンオフがすごくて驚かされる。
サザエさん観てたと思ったら、いきなりワイスピ出てきた!くらいの差。
其処が一番、この作品のよかった所で特徴。めっちゃ笑かしにきてるカットの0.1秒後に急に衝撃がくる。
特に、雨の中逃げ遅れてとんまな顔で車に走ってきているおじさんの、顔芸のスローモーションでガハガハ笑っていた瞬間、急転直下で撃たれてからのシリアスモードが半端ない落差だった。
高速道路?上でのカーチェイスからのクラッシュさせてライフルも捨てて車を塗って走り回るユ・ヘジンを追うあのカメラワーク。
それまではわりと切って貼って回して切ってという、トメカットのつなぎが多かったから、役者もカメラも背景も動き回って追うのに必死!!みたいなクライマックスの暗殺シーンは、もはや「暗殺とは?!」ともならないくらい迫熱していて見入ってしまった。
ユ・ヘジンがバンバン冷酷に人を○していっても、コメディの印象があるから笑ってしまうと思っていたのに、さすがにライフル連射からの猛ダッシュシーンは鬼気迫っていてかっこよかった(悪役なのに)。
息子持ちのいい奴と一騎打ちになったあげく、高速道路?から下に落ちて走ってきたトラックにぶち当たってから地面に叩きつけられて。ナイフ出して起き上がったと思ったら極めつけにもう一丁豪快にはねられて。
あのカット、実際どうやって撮ったんだろうって、観ていて顎が閉じられない。
ちゃんと役者さんだし、お人形ではないし。よく○なないで撮影できたな、と。
こういう、アクションをとことん本気でやるところ、またそれができる環境があり、制作陣がいることは、韓国映画のかなりの強みであると実感。
この撮影現場、生で観たかったなあ!