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スパイな奴らのtheocatsのレビュー・感想・評価

スパイな奴ら(2012年製作の映画)
3.0
コメディとシリアスの好対照そつない上手さ

ゆるゆる弛緩したコメディ調で始まり全篇それで通すのかと思いきや、北朝鮮暗殺者絡みはシリアスと明確に分離。

韓国に長期潜伏している北朝鮮スパイはすっかり精神が緩み、世帯を構えている者は金にも窮乏しどうにかやりくりしている状態。そんな中、北朝鮮から韓国へ政治亡命した元政府要人暗殺指令が本国より下される。
陣頭指揮を執るスパイの凄腕上司と配下者が韓国に入国し、先のスパイともども暗殺指令を遂行する・・・


コメディパートとシリアスパートを明確に違えることで二つの味わいを体験させる手法は成功と感じる。

テンポもよく音楽もマッチ。強烈に面白いとか感動する等はなかったがそこそこの娯楽作品だったのは間違いなし。

ラスト、結局ゆるゆる潜入スパイは誰も死なず???という匂わせでエンド。
であれば始めコメディ終わりもコメディで大団円となるわけだ。

総評三ツ星


実際の韓国における北のスパイ潜入がどれほどの脅威となっているかなかなか知りようがないが、この半分コメディ映画がどれだけ実情を描いたものなのかも全く分かりようがないね。

002007
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