みずいろ

ランズエンド -闇の孤島-のみずいろのレビュー・感想・評価

ランズエンド -闇の孤島-(2012年製作の映画)
3.2
シンプルだけどおもしろかった。誰でもこんなにも簡単に道を踏み外す。
認知症をわずらった父親が最後に見せる父親らしい顔、そしてその後の子供のような笑顔がぐっときた。
守りたいものがあると人は自分でもおどろくほどに臆病になる、でもだからこそ気づくほんとうの愛もある。
最後のジョーにはどこか清々しさもあったと思う。「親父もふつうの人間と同じ、作り話で子供をこわがらせていただけだった」と結ぶうしろ姿が切なくて、美しかった。
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