2回めを見た。正直、1回めの鑑賞時は過去作の内容はうろ覚えだったので、硬派な雰囲気でなんとなくいい作品だった、と思う。みたいな感想だったが、改めて見てみると、これは、めちゃくちゃ面白いじゃないか!となった。
キャプテン・アメリカのどこまでも清廉潔白で威風堂々とした、なのにボンクラ要素まで兼ね備えた完璧超人ぶり。これを成立させているクリス・エヴァンスは偉すぎる。
ブラック・ウィドウも大活躍。そして何かとキャップに女の子を紹介しようとしてきて、こちらもボンクラな要素を押さえている。やはり完璧。単独主演作が楽しみすぎる。
新キャラクターも素晴らしい。アンソニー・マッキーのファルコンも大好物。
だって鉄の翼で飛ぶんだぜ?
ロバート・レッドフォードは品行方正な正義漢のイメージだったから、今作の役柄は意外。かつ何故かぴったり。さすがだと思う。
そしてウィンター・ソルジャー。なんで左腕がメタルなだけであんなにカッコいいのか。謎だ。でも厳然たる事実として、超カッコいいのだから仕方がない。
それにキャップことスティーブ・ロジャースとのアツい友情。ザ・ブロマンス。
ストーリーは、初見時はなぜか複雑なものに感じたが、ちゃんと見たら分かりにくいところなどない、ストレートなサスペンスとアクション。
ウォーターゲート事件などをモチーフにしているらしい。
アクションも都会的かつハード。『007』でもそのままいけそうなカッコよさ。それにキャップやファルコンやウィンター・ソルジャーの超人要素まで加わって完璧。
守るべきは国の精神、というキャプテン・アメリカの堂々たる信念には共感するしかない。その勢いでトランプもぶっ飛ばしておけば、今もアメリカそのものをもっと好きでいられただろうに。
シリーズ中最高傑作と言われるのも納得。良くできた、とても面白いアクション映画だった。
ルッソ兄弟、恐るべし。